『通変星』と『蔵干通変星』からのメッセージ
「通変星(つうへんせい)」と「蔵干通変星(ぞうかんつうへんせい)」について解説しましょう。
「通変星」と「蔵干通変星」には、同じ星たちが登場し、メッセージを与えてくれます。
以下の10種類の星です。
『印綬』
「いんじゅ」と読みます。「学問と名誉」を表します。
教養があって知識が豊富な人に対する憧れが人一倍強く、少しでも頭が良くなることに興味を持っています。
『偏印』
「へんいん」と読みます。「ファイトと発想」を表します。
熱しやすく冷めやすいところがあり、仕事も恋愛も長続きしない傾向があります。そのときの気分で価値観が変わるところがあり、また、秘密主義のため自分の考えを他人にはほとんど明かしません。
『正官』
「せいかん」と読みます。 「信用と気品」を表します。
「正官」の「官」は官吏を表し、気品のある家柄、高いプライドを意味しています。無駄を嫌い几帳面な性格から、時間やお金にルーズな人を嫌います。
『偏官』
「へんかん」と読みます。 「野生と頭脳」を表します。
公の資格や役職などにこだわらず、実力で地位を勝ち取るという意味があります。責任感、攻撃本能が強い、行動力、スポーツ、大胆、親分肌などと解釈します。
『正財』
「せいざい」と読みます。「着実と正直」を表します。
正しい形で財を成すという意味から、着実で堅実な性格を表します。とにかく真面目で、仕事も恋愛もいい加減なことができず、どんなことにも慎重に対応します。
『偏財』
「へんざい」と読みます。「多趣味多才」を表します。
「財」は財産や人脈、情報を表し、「偏財」は偏った財を持つことを意味します。お金には縁があるのに、それは「回転財」なため、大金をつかむと使ってしまいます。
『傷官』
「しょうかん」と読みます。「型破りと聡明」を表します。
もっとも真面目で誠実な「正官」を傷つけてしまうほど、シャープな頭脳と強い意志を持っているのが「傷官」。思ったことはストレートに指摘して、相手が落ち込んでも全く気にしない性格です。また「傷官美人」という言葉があるほど、美人が多いのも特徴です。
『食神』
「しょくじん」と読みます。「快楽と食通」を表します。
困ったことが起こっても、誰かが不思議と助け船を出してくれる運の良さから、性格は穏やかでノンビリしています。また、「食神」には子供という意味もあるため、子供が好きだったり、いつまでも子供のように純粋だったりということも表します。
『劫財』
「ごうざい」と読みます。「意地」を表します。
どんなことをしてでも財を奪うという意味から強い上昇志向を表します。いろいろなタイプの人から自分にはない才能や能力を学ぼうとするため、自然と社交的になります。
『比肩』
「ひけん」と読みます。「学問と名誉」を表します。
文字通り他人と肩を並べるという意味から自立心が強く、相手に甘えることができない性格で、どうしても勝ち負けにこだわってしまいます。
鳥海伯萃
「通変星」と「蔵干通変星」とは?
「通変星(つうへんせい)」と「蔵干通変星(ぞうかんつうへんせい)」について解説します。
「通変星」は、その人の性格や特徴、能力、適性、人との関わりなどを判断する上で、四柱推命においては最も大切な星です。ただし、「蔵干通変星」と比較すると、「通変星」はその人の内面や精神性を表すため、表には出ないこともあります。
「通変星」に激しい気性の星を持っていると、表面的には穏やかに見えても、二人きりになった時などは豹変することがあります。
「蔵干通変星」とは、「月柱」の「蔵干通変星」は、「主星(しゅせい)」といってその人が社会で活躍する上で最も重要な星であり、また、「日柱」の「蔵干通変星」は、自分自身の本質を表します。「年柱」の「蔵干通変星」は、家柄などのその人の原点を表します。「蔵干通変星」は、四柱推命では最も重要であると言えます。
ただし、この「蔵干通変星」の算出方法にはいくつかの流派が存在し、私の「鳥海伯萃流」では、最もポピュラーな「泰山流」とは微妙に異なっているため、「蔵干通変星」には違った星が出てくるかもしれません。四柱推命の本で出した命式(めいしき)と鳥海伯萃流で算出した命式が違うのはそのためです。
「鳥海伯萃流」では、現代のさまざまな状況を判断し、また、莫大なデータ量から蔵干表(ぞうかんひょう)を制作していますから、内容の的中率はかなり精度が高くなっていると考えます。
また、「通変星」と「蔵干通変星」には、同じ星たちが登場し、メッセージを与えてくれます。
「比肩(ひけん)」「劫財(ごうざい)」「食神(しょくじん)」「傷官(しょうかん)」「偏財(へんざい)」「正財(せいざい)」「偏官(へんかん)」「正官(せいかん)」「偏印(へんいん)」「印綬(いんじゅ)」の10種類です。
次に、これらの星のメッセージについて解説しましょう。
鳥海伯萃
『十二支』からのメッセージ
『十二支』とは、「子」、「丑」、「寅」、「卯」、「辰」、「巳」、「午」、「未」、「申」、「酉」、「戌」、「亥」の総称です。
『十二支』がいつ頃できたのか定かではありませんが、当初は12ヶ月の順序を示す記号として使われていたと言われています。それより前には、木星や月の周期を表す記号であったと言われています。
それを覚えやすくするために動物を割り振ったものです。『十二支』は、月だけでなく、年や日、時間、また方位にも割り当てられています。
では、『十二支』の持つメッセージについて解説しましょう。
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『十干(じっかん)』からのメッセージ
『十干』とは「甲」、「乙」、「丙」、「丁」、「戊」、「己」、「庚」、「辛」、「壬」、「癸」の総称です。
『十干』は古代中国、殷の時代から日の順序を示す記号として使われており、1ヶ月を10日毎の上・中・下の三旬に分け、一日目から順に「甲」、「乙」、「丙」…と数えられたのが始まりだと言われています。
やがて陰陽五行説と結びつき、五行の「木」、「火」、「土」、「金」、「水」それぞれの「陽」を「兄(え)」に、「陰」を「弟(と)」に分けて『十干』に割り当てました。
そのため「丙」一文字で「火の兄(ひのえ)」と読むようになりました。
では、『十干』の持つメッセージについて解説しましょう。
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「干支(かんし)」とは?
「四柱」に意味を与える星たちの中でもっとも重要なものが「干支(かんし)」です。
これは、十種類ある「十干(じっかん:甲、乙、丙、丁、戊、庚、辛、壬、癸)」と、十二種類ある「十二支(じゅうにし:子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥)」の組み合わせです。
「甲子」、「乙丑」、「丙寅」…(中略)…「辛酉」、「壬戌」、「癸亥」で六十種類あります。
すべての年、すべての月、すべての日がそれぞれこの六十種類のいずれかになっており、生まれた年月日それぞれの「干支」が「四柱」にメッセージを与えます。
また、年は六十年で、月は六十ヶ月で、日は六十日で一周します。
『還暦』は、産まれた年の『干支』が巡って来たことをお祝いします。
また、甲子園球場は『甲子』の年に建設されたために、こう名付けられたと言われています。
右にある「四柱推命式をチェック」というところで、あなたの「四柱推命式」を見ることができます。
あなたの「四柱推命式」を見て、ご自分の「年柱」「月柱」「日柱」にどのような「干支」があるのか確かめてみましょう。
それぞれの「干支」の意味については、追って解説していきたいと思います。
鳥海伯萃
「四柱(四つの柱)」とは?
四柱推命は、 『生まれた日(生まれた年・月・日・時間)』を、「四つの柱」に見立てて、さまざまなことを占う運命学ですが、今回はその「四つの柱」それぞれが、私たちにどのようなメッセージを与えてくれるのか?ということについて解説したいと思います。
年柱とは?
社交面や印象における天命が表れます。主に目上の人や親、上司との関係など。
また、人生においては主に初年期(~19歳)の運気が表れます。
月柱とは?
仕事や家庭における天命が表れます。仕事運や結婚運、家庭運など。
また、人生においては主に中年期(20~39歳)の運気が表れます。
日柱とは?
自分自身や恋愛における天命が表れます。才能や恋愛運など。
また、人生においては主に晩年期(40歳~)の運気が表れます。
時柱とは?
「鳥海伯萃流」では、あまり重視しません。生まれた時間を正確に知っている方が少なく、また、「時柱」まで出さなくても、占うことが可能だからです。
鳥海伯萃
四柱推命について
今年は、“占い師”として活動を始めて十年の節目の年です。
“次の十年にできること”ということで昨年よりいくつか準備を進めているものがあります。
それは、
・「四柱推命」に関して分かりやすく解説した書籍の出版
・楽しく生活を送ることができるように「四柱推命」を誰もが簡単に活用できるようにすること
です。
この『伯萃庵』も、もちろんそういう意味も持っています。
みなさんにもっと「四柱推命」をご理解いただけるように解説をしていきたいと思います。
四柱推命とは、
太古の中国で生まれた「過去、現在、未来」を予見する運命学のひとつで陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)を基に、人が生まれながらにして持っている性格、能力、素質を理解し、その人の努力や経験で変わる後天的な運命までも的確に予測することができる占いです。
東洋占星術の中でも最も信頼性が高く「占いの帝王」と呼ばれています。
東洋占星術においても西洋占星術においても、占星術は、どのような『星』が支配しているかで、その人の宿命や運命、運気の流れなどを推測します。
『星』という文字は、『生』まれた『日』と書きます。つまり人の宿命は『生まれた日』ですべて決まるのです。
四柱推命は、 『生まれた日』(生まれた年・月・日・時間)を、四つの柱『年柱(ねんちゅう)』『月柱(げっちゅう)』『日柱(にっちゅう)』『時柱(じちゅう)』に見立て、さまざまなことを占う運命学です。しかし自分の生まれた時間を正確に知っている方は非常に少ないでしょう。実際に占う場合は、生まれた時間の『時柱(じちゅう)』まで出さなくても、占いとして成立することから、生まれた年・月・日が分かれば宿命や運命を推測することができます。
この生まれた年・月・日が『年柱』『月柱』『日柱』に、それぞれ『干支(えと)』を示します。『干支(えと)』は60種類あり、この60種類の干支(えと)がさまざまなメッセージを私たちに示してくれます。
鳥海 伯萃